日本には仕事が無い

雇用への貢献の面では労働集約型の仕事が最も優れている。


そのため各国政府や地方自治体は、労働集約型の業種を保護するし、補助を与える。


製造業が空洞化してしまった米国でも、そうである。


 


ところが、日本はあっさりと労働集約型の仕事を捨ててしまった。


 


労働集約型の職場は実に暖かくて良い。


社長は従業員を大切にする。


従業員は社長を頼りにする。


私は、世界のこうした職場を見て来たが、どこも素晴らしい。


職場が明るい。


従業員の顔が柔和である。


社長が、本当に従業員に気を使っている。


 


誰でも努力すれば上達する単純作業である。


秀才であろうと、鈍才であろうと関係ない。


努力すれば上達する。


しかし、それ程の努力でもない。


時間が経てば上達する。


 


この素晴らしいビジネス領域を、あっさりと捨ててしまった日本に、もう、単純作業は残っていない。


 


複雑で、気を使う仕事。


容易に上達できない仕事のみが残される。


自殺者が増えるのも、当然かも知れない。


 


労働集約型の産業とは何か?


資本主義の初期に発達する「家内製手工業」の領域である。


繊維産業、織物、衣料。


鍋や釜などの軽工業。


これらは全て中国に行ってしまった。


 


日米貿易摩擦の最初は繊維産業である。


米国は、それでも日本製品の流入に抵抗したのである。


しかし、結局は負けてしまったが・・・・。


日本は抵抗もしないで、明け渡した。


実に諦めの良い国である。


 


その結果、日本には仕事が無い。


 


それでも、何とかしようと努力している人も少数ながら存在する。


 


これからの日本は家内製手工業ですよ。


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by yuyuu-yano | 2009-09-29 05:28
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