再び「奇妙な事務所の午後」

指定された時間は12時30分から15分間であった。


お昼休みだというのに会議は続いているようだった。


秘書に連絡して別室で待機している。


・・・といっても会議室の隣の部屋である。


社長の大きな声が聞こえる。


「10分待て」と秘書が伝言を持ってくる。


 


12時40分になって、社長が抜け出して来た。


「時間が無い。説明は3分」


質問は殆ど無し。彼は判っているからだ。


さらに、詳しい説明をしようとすと、それを遮って「それで行こう」と一言。


 


12時50分には社長は隣室の会議に戻った。


 


その会社は、以前はマスコミ対策をしていた。


ところが前の社長が、訳もわからず、止めてしまった。


その後、その会社は、数々の誤報騒動に弄ばれたが、


前の社長は、その意味が分かっていなかった。


それは「元に戻せ」の警告であるのに気付かず、


「より、一層、正確な情報を提供し、理解を得るよう努力していきます」などと、間抜けな対応をしていた。


 


 麻生首相が就任すると、「漢字読めない」「ホッケの煮付け」「ホテルのバー」「カップ麺」ともう理由にもならない、小学生の虐めみたいな報道を続けたマスコミが、鳩山首相の場合は、何があっても賞賛、賞賛、また賞賛。


 


これと同じなのである。


 


私が若い頃、数ヶ月勤めた「奇妙な事務所」は、外国の依頼でマスコミ対策をやっていた。


 この時、会社のエレベーターの中で、様々な媒体の記者達と乗り合わせた。30年以上も前の話である。


この構造は、さらに緻密に、さらに戦略的に変化し、現在に至っているのである。


 


今はとても危険な気がする」と新しい社長は、マスコミ対策の部署を再設置した。


 


多くの企業が広告を止めてしまった現在、マスコミは何で利益を得ているのか?深く考えなくても、分かることである。


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by yuyuu-yano | 2009-10-28 23:24
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