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金融経済の或る従業員からの電話

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今時、週刊誌を読んで、動揺する情弱野郎が居るのか?


 


とも思うが、情弱なので週刊誌を読むのだろうから、現在、発売中の上の2つの週刊誌の中吊りを見て、株屋さんに電話を掛ける人間が居てもおかしくない。


 


9月にブラックマンデーばりの大暴落が来る。


10月には大型倒産が相次ぎ、上場企業も潰れる。


 


本日、金融経済の会社に身を置く、ある従業員から「実体経済は本当に危機的なのか」と電話があった。


 


「何故に、そんな事聞くのか」


「週刊現代のせいですだ。動揺した顧客から電話がジャンジャンと掛かって来るだ。疲れただ・・・」


「あれは金融経済が仕掛けた罠でしょう。動揺売りを促進するために、あなたの業界の誰かが書かせていると、私は解釈してますがね」


「・・ということは、実体経済はクラッシュ寸前ではないと・・・」


「良くも無いけど、悪くも無い。日本経済が実体経済だけなら何の心配も無い。


ところが金融経済という堵場があって、この市場は、相場が上下しないと儲からない仕組みとなっている。


高い時に売って、安い時に買わないと儲からない。


一本調子に上がったら、保有しているだけとなるので、稼ぐチャンスがない。


だから金融経済の予想屋はストーリィを作る。日本経済は8重苦で崩壊寸前だよ、さあ、皆で株を売って価格を下げましょうね。


金融経済がマーケットと言う言葉を使うので、市場のことだと勘違いする馬鹿が居るのでやめて欲しい。金融経済の市場と、実体経済の市場とは全く関係が無い。市場と言わずに、堵場と呼んで欲しい。市場の声を聞け・・・嘘でしょ。堵場の声を聞けでしょう」


 


 「やはり、そうでしたか」


「他の人にも聞いたのか」


「米国にもお客様がいるので聞いてみたら、良くもないけど、決して悪くは無いと・・・」。


「米国の実体経済は悪くない。そこで困って欧州経済が悪いことにしてまえ・・・と」


「なるほど、そのようなストーリイになっております」


「面白いことに、日本の近所にある本当にヤバイ国はアンタッチャブルなんだな。


しかし、今、世界経済の本当の問題は、実質的に世界第二位の経済大国である日本の政府が脳死状態にあることなんだ。今、世界経済の将来について方針を出さなきゃいけないのは日本なのだよ。麻生・中川ラインは、適切に分析して方針を出せたでしょ。世界は、あの続きを待っている。日本の政治状況に危機意識を持っているのは、世界であり、肝心の日本人は、日本の大きさを良く知らないようだ」


 


 [世] 日本の実質GDPの推移(2001~2011年)


 


金融経済は古いパソコンゲームのようなもので、


定期的なイベントが様々な経済指標の発表。


でも、発表される数字は半年前の数字なので、実体経済では何の意味も無い。


金融経済の予想屋のネタになるだけだ。


この手のイベントだけでは説得力がないので、


金融経済は操作可能な様々な仕掛けを作る。


格付け機関などは、まさにそのような代物である。


今回の、米国債が「デフォルトするかもね」騒動も、この仕掛けでしかない。


あまりに見え見えの仕掛けなので、想定内の変化しか起きていない。これでは、儲からないので、もう少し遊んでいたい連中が居るのだろう。しばらくは、株も商品市場も為替も、この状態が続くと思われる。


でも、J-REITなどは殆ど影響を受けてないのが笑える。


 



 


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by yuyuu-yano | 2011-08-23 18:20
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