人気ブログランキング | 話題のタグを見る

秋からの注文増に対応できない

秋から予定通りに(何の予定か?)需要は増えるようである。


打診は既に有り、注文も入っているが・・・


多くは「当社が注文に対応できるかが問題だ」と言う状態。


秋からの需要増に応えるためには、もう生産を増やして、作り溜めしておく必要がある。


でも、これは不可能。


大規模な電力需要家は15%の削減が義務付けられ、オーバーしたら、その段階で罰金。


だから、去年より少なく生産するしかない。


現状では、需要は7月の段階で去年並に戻っているので、しばらくは在庫の取り崩すで済むが、秋には品不足に陥るだろう。


こうした中で、秋からの需要増に対応した注文が入り増産しなければならないのが現状だ。


 


でも、どうにもならん。


 


特に電気を大量に使う業種は「工場の海外移転しか手は無い」との結論に達し、もう5月初旬から動きだしている。


 


私の関係しているある中小企業も電気を多量に使う業種。


そこで国内に2つある工場の1つを閉鎖して、タイかベトナミか中国に移す。


未だ、最終決定ではない。


反対している取締役が多いからだ。


でも、反対派の論拠は「国内の雇用を守れ」しかないので劣勢だ。


夏を乗り切るために自家発電装置の導入を済ませたが、コストは高くなる。


それでも、秋からの電力需要が震災前の情況に戻るなら、もう少し国内で頑張りたい。


そこで、菅総理の「電気の供給は即座に元に戻す」の発言を期待しているのだが、「海外移転やむなし」派に有利な発言ばかりである。


 


それで「負けそう、負けそう」と叫んでいる。


サウスポーの歌詞にも「負けそう、負けそう」が出てくる。


 






 


by yuyuu-yano | 2011-07-28 12:31
<< 夜の巷(2) 真の七重苦とは? >>