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奇妙な体験

昨日は徹夜に近かった。


寝る前になって、頼まれていた仕事を思い出した。


結局、完成したのが3時30分。


こうなると眠れない。


 


寝不足のまま電車に乗る。


一番、後ろの車両である。


いつも途中の〇〇駅で乗り換える。


 


でも、ボケーとして終点の△駅で珈琲を飲みたいと夢想する。


 


電車は〇〇駅に着くが、私は気が付かない。


 


すると、一番後ろの車掌室から車掌が出てきて、


車内に向かって、次のように言った。


 


〇〇駅ですが、よろしいんでしょうか?


 


車掌は小声で話しかけるように言う。


その近くに居た私は返事をしてしまう。


 


「いいんだ・・」


眠いんで珈琲を飲むんだ。


 


でも、その瞬間に気が付いた。


終点まで行くと、午後の約束時間に間に合わない。


 


「あ、やはり降ります」


 


こうして、私が降りるとドアが閉まった。


 


しかし、降りてから、


なぜ、あの車掌は一番、後ろの車両に


乗り越ししようとする客が居るのに気付いたのか?


 


普通、乗り換える客なら乗り換え口に近い電車の中央の車両に乗るはずで、一番、後ろに乗るのは寝不足男だけだ。


 


〇〇駅ですが、よろしいんでしょうか?・・・の台詞も、考えて見たら奇妙だ。


 


その前の駅でも・・・・


そのまた前の駅でも・・・・


車掌は出てこないし、客席など覗かなかった。


 


〇〇駅ですが(乗り換えなくて)よろしいんでしょうか?


 


この意味にしか取れないのである。


 


でも、何故。


 


奇妙な話である。


 


奇妙な体験_b0302344_2151294.jpg
 


by yuyuu-yano | 2011-06-20 21:03 | 悠々な生活
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