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海仁草  地獄の味覚 地獄の悪臭

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沖縄周辺で取れる赤色の藻である。


海人草とも海仁草とも書く。


 


読みは「かいにんそう」だった気がする。


 


この藻を乾燥させた生薬が、当時の小学生を苦しめた地獄の味覚である。


 


超ド級の不味さ。


超ド級の悪臭。


これは人類が発明したものの中で、もっともおぞましい薬品である。


 


「こんなものを発明したのは誰なんだ」


 


当時の子供達は、大いに恨んでいた。


 


犯人は竹本常松博士である。


 


大正2年1月28日生まれ。


大阪薬専、阪大、東北大の教授を歴任。


昭和51年東北大の初代薬学部長となる。


のち徳島文理大教授。


海人草から回虫駆除薬の成分カイニン酸を抽出した。


平成元年1月23日死去。75歳。


 


竹本博士。恨みます。


貴方の発明で、どれだけ多くの子供たちが泣いたことか。


by yuyuu-yano | 2011-02-11 21:44 | 少年時代
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