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味を落とすと固定客は一瞬にして消える

ホットケーキに本物のメイプルシロップを添えていた店が、最近の売上の落ち込みで、メイプル風シロップに変えた。


「風」が付くだけで、味は変わらない。


誰も分からないだろう・・・・と店主が考えたのか、


本部の指示か不明だが、残念ながら顧客は直ぐに気が付く。


 


ウインナー珈琲に、極上の生クリームを使っていた店も、クリームの質を落とした。


ウインナー珈琲を飲む客は少ないだろうと思ったのか?


残念ながら顧客は直ぐに気が付き、二度と来なくなった。


 


ホットドックの上質のフランクフルトソーセージを挟んでいた店も、ソーセージの質を落とした。


残念ながら顧客は直ぐに気が付き、二度と来なくなった。


 


ステーキ屋では、牛肉の質を落としただけでなく、鉄板の温度も下げた。


熱々の鉄板が売り物であったが、出てくる時に肉汁の跳ね返りが無くなり、食べる途中で鉄板が冷えてきた。


ステーキの上に乗せてあったガーリックバターを外した。


さらに、付け合せのサラダのレタスを少なくした。


 


顧客は憤慨し二度と来なくなった


 


味を落とすと固定客は一瞬にして消える。


本来は値上で対応すべきであるが、


多くの商店主及びFC本部は今は値上できないと考えている。


牛丼のスキヤは値下で勝利し、吉野家は敗退したとマスコミは面白おかしく伝える。


 


そこで、材料の質を落とすことで対応している。


その結果は無残なものである。


by yuyuu-yano | 2011-01-06 17:05 | 食道楽
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