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芸者番付

箱根湯本は東京の奥座敷である。


ここは箱根登山鉄道の駅ではあるが、新宿から小田急線が直接、乗り入れている。


箱根の玄関口であり、駅前温泉でもある。


この温泉には、芸者の置屋が何軒もある。


置屋の組合もある。


 


昔、ここで芸者番付が発表されていた。


今は、まだあるのか知らないが、伝統的な芸者はコンパニオンに席巻されて、そのようなムードは無いだろう。


 


番付は江戸庶民の娯楽である。


あらゆるものが番付けとなった。


相撲番付の形を真似て、役者、美人、浮世絵師、諸国名物、評判の食べ物、山、川、温泉、料理屋等を東西に分けて序列をつけた。


 


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まあ、一種の洒落ですね。


だから、箱根湯元の温泉芸者の番付も、古風で良かった。


ただ、見方を注意しなければならない。


 


芸者置屋のお母さんが言うには「一番上の方は注意しなければならない」とのことであった。


 


何で?と聞くと、この番付けは指名のポイント順になっているとのことだ。


 


指名が多いというのは、評判が良いということではないのか?と聞くと・・・・


 


上の方は、毎日、出勤しても不可能と言うポイントが付いている。すなわち、彼女達の一日は24時間ではなく、48時間なのだという。


 


何故、このような事が起きるのか?


 


それは旦那が「彼女に恥をかかせてはいけない」と、来ないのに金を払いポイントを付けるからだという。


 


旦那とは何か?


WIKの解説では以下のようになっている。


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芸妓の世界にはかつてこの旦那様が不可欠だった。


芸妓が存在する土地には旦那様の存在があり、いわゆるパトロンやスポンサーといったような人物である。


しかし、適度に援助したり協力する程度のものではなく、芸妓一人を見出し決めるとほとんど生涯にわたり世話をしてくれる。


芸妓が若手見習いから一人前になるまでには多額の費用がかかる。


この旦那様は着物から持ち物、装飾品や生活費まで数百万円~数千万円負担する。


この莫大な費用からしてみてもだれでも旦那様になれるわけではなく、必然的にその土地の財界人やトップクラスの企業の経営者などで、多額の金銭をポケットマネーでまかなえる人物であった。


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ひええ・・・そんな気前の良い男が居るのか??と私が驚くと・・・


 


「東京の奥座敷で、派手に金を使いたいという男がいるのよ」とのことであった。


 


だから、一番上の方は、旦那の力で影響しているので、本当の実力なのかは分からないの。


指名するなら番付けで八合目あたりよ。小結あたりね。


私の目で見ても、このあたりは、実力派の素晴らしい子が居るわよ。


 


これは会社の序列でも同じであった。上の方は、コネとかゴマ擦り上手で、本当の実力かどうか怪しかった。小結あたりに実力派が居た。


 


だから、この話は良く分かった。


 


しかし、こうした強力な旦那衆の居た時代は、バブル崩壊で終了した。


 


江戸からの伝統も途切れた。


by yuyuu-yano | 2010-10-21 21:40 | 伝統・感謝・祈り
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