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Henri Charrière





 


「パピヨン」という映画は、余りに凄まじい内容で、また男しか出てこないので、好きな映画とは言いがたい。


それでも、実話を忠実に映像化しており、マックイーンとホフマンは本当に名演技と思う。


 


原作者のアンリ・シャリエールは、1906年の生まれ。


1931年より殺人事件の容疑者として、フランス領ギアナの刑務所に入る。何回も脱獄を失敗するが、1944年に成功して、ベネズエラの市民権を得る。


1969年に、この脱獄劇を書いた小説「パヒヨン」がベストセラーとなり、1973年に映画化される。


 


映画に出てくる囚人は実在の人物。


ホフマン演じるルイ・ドガは、贋金造の罪で15年の禁固刑を宣告され、初めの2年間をフランスのカーン刑務所で過ごす。


この時にシャリエールと知り合い、その後13年間デビルズ島でシャリエールと共に過ごす親友となった。


映画ではパピヨンやマチュレットと共に脱走を試みたことになっているが、実際にはドガは脱走には参加していない。ドガはデビルズ島で15年の禁固刑を終え、その後はフランス領ギアナで余生を送った。


アンドレ・マチュレット(ゲイの美男子ね)は、1933年のシャリエールの9度目の脱走に参加。映画では脱走失敗後にパピヨンと共に5年の独房生活を送り、独房から出獄した際にパピヨンの眼前で没している事になっているが、実際には彼は無事に独房収監を終え、後の1944年のココナッツの実での脱走の際にシャリエールと共に脱獄に成功している。彼はその後シャリエールと共にベネズエラで市民権を取得し、現地で結婚して終生を過ごした。


シャリエールの脱走に参加したヨーハン・クルジオは、映画では看守に暴行を受け刑務所からの脱走自体に失敗しているが、実際にはシャリエール達と共にコロンビアに辿り着いている。しかし、捕らえられ2年の独房生活の直後に命を落としている。


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アンドレ・マチュレットも脱走に成功しているとは、しらなんだ。


by yuyuu-yano | 2012-08-26 23:22 | 泰西映画
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