人気ブログランキング | 話題のタグを見る

阿川泰子とJAZZピアニスト

阿川泰子の話を聞いたのは1970年代の後半、JAZZライブ好きの友人からであった。

あまり売れない女優が、毎晩、ジャズクラブにJAZZを聞きに来ていて、

JAZZマン達に「そんなに好きなら歌ってみたら」と薦められ、悪戯で歌ってみたら、けっこう良くて評判になっているとのこと。

もちろん、正式に歌を習った訳じゃないので、プロのジャズ・シンガーのような声量は期待しちゃだめだけどね。

サラ・ボーンの火の噴く様なスキャットや、

カーメン・マックレーの小母さんのような、ド太い声は出ないよ。

「ただ、バックのJAZZマン達が実にセンスの良い連中ばかりなので、それを聞くだけでも価値があるんだよ」と妙な薦め方をしていた。



その後、阿川泰子は有馬すすむのピアノをバックに、「ヤスコ・ラブバード」でデビューした。

その後も鈴木宏昌、佐藤充彦など素晴らしいJAZZマンの協力を得て、センスの良いアルバムを残している。



彼女のレコードは当時は数枚持っていたが、

今、CDで持っているのはスタンダードを集めたJAZZバラード集のみで、頭の疲れた夜など、マッカランを飲みながら聞いている。



彼女は三田工業のコピー機のCMにも出演していた。

その三田工業も、デジタル化の遅れなどで倒産。京セラに吸収された。

">



">




by yuyuu-yano | 2010-11-26 17:36 | JAZZ
<< ブルーベックの「タイム・アウト」 ヘレン・メリルのサマー・タイム >>