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鴨居の御真影のある風景

タイの知人の家に遊びに行った時、自宅に国王の写真が飾られていた。


 


これを見て、ああ懐かしいな・・・と思った。


 


私が小学校の頃、昭和30年から35年頃であるが、我が家の座敷の鴨居に、天皇・皇后両陛下の御真影が飾られていた。


 


その家は、父の転勤により赴任した場所にある社宅であり、この御真影は、東京の自宅より持って来たものであった。


 


この時代は、どこの家でも、鴨居に御真影が飾られていたように思う。


 


それが何時から消えたのか?


 


中学時代までは残っていたと思う。


でも、高校時代は無かった。


 


これは新幹線の開通で前の家が立ち退きになったからである。


 


新しい家に移った時、御真影は消えていた。


 


「もはや戦後ではない」という事なのか。


この時代より、日本人の魂の彷徨が始まった。


 






 


by yuyuu-yano | 2010-10-23 13:21 | 伝統・感謝・祈り
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