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ピンチはチャンス

昨日まで九州に居た。もう、20年以上も付き合っている地元優良企業の取締役と高速道路を一路、南へ。


 


眠い・・・何か話しかけてくれませんか。


 


高速道路は単調なので眠くなるのだ。桑原、桑原。


 


それでは目の覚める話題で・・・最近の業績は?


 


それは・・・・言えない・・・・


 


まさか・・・・好調じゃないですよね。


 


ぎくう。


 


何がぎくうですか。好調なんでしょ?


 


好調です。


 


どれぐらい?


 


まあ、なんというか・・・・当社、始まって以来の高収益です。


 


やっぱりね。去年は?


 


去年も良かったですけど、今年程ではありません。


その前は?


 


その前はリーマン・ショックですから、良いわけないでしょ。


 


と言うことは、この2年で盛り返したということですね。


 


そうです。


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私の知っている会社の中で、不調の会社と好調の会社がある。


 


好調の会社は、ピンチをチャンスに代えたのである。


 


どの会社もピンチをチャンスに換えようとする。


でも、出来る会社と。出来ない会社がある。


 


これは、実に簡単な原理なのである。


 


不況になる。売上げが下がる。利益も下がる。


そこで経費を削ろうとする。


販売促進費用を削る。


人員を削る。


活動が鈍る。


 


自分のライバルが全て活動を抑制している時期に、従来どおりに営業活動をすれば、伸びるに決まっているのだ。


 


何故、従来どおりできるのか?


不況の影響は同じように受ける。


そこは、同じなのである。


でも、それを乗り越える体力が備わっている。


すなわち、バランスシートが良い会社なのである。


利益を出し、税金を納め、資金が内部に留保されていれば、従来どおりの営業を続けることができる。


従業員もリストラの心配が無く、商売の勘所を熟知しているベテランが中枢を押さえている。


 


こうした会社は少なくなったが、まだまだ存在する。


by yuyuu-yano | 2010-10-08 12:05
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