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チャーリー・ラウズはへぼテナーなのか?

誰とでも、そこそこに合わせられるJAZZメンと、そうでないJAZZメンがいる。


 


個性的で独自の世界を築いているJAZZメンは、なかなか他のプレーヤーと合わせられない。


変人JAZZピアニスト、セロニアス・モンクも、マイルス・デヴィスとの喧嘩セッションや、コルトレーンとの罵倒セッションなど、他の大物と競演すると、事件が起きる。


事件が起きても名盤が残るのだが・・・。


 


その、セロニアス・モンクと奇跡的に長く競演できたのがチャーリー・ラウズである。


1960年から1970年までの10年間は、モンクの演奏会と言えばラウズがフィーチャーしていた。


ラウズの演奏は単調で、自由なアドリブが無かった。


それで「モンクのところヘボテナー」と言われた。


モンクも、自分が破天荒なイメージなので、テナーは単調でなくては困ると思ったのだろうか。


それでいて、ラウズのフレーズはやたらと長くて、明らかにモンクは手を抜いていたと思われる。


 


これなどラウズが一生懸命にやっているのに、モンクは汗を拭いて、和音を鳴らしているだけ。


 






  


モンク&ラウズ


ラウズのソロが長いですな。


 


 


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 モンクにこき使われ、モンクの演奏を期待しているファンからは「早く演奏終われ、へぼテナー」と蔑まれていたラウズにも、自分の楽団があり、レコードもある。


 


さて、チャーリー・ラウズはへぼテナーなのか?未だに良く分からんのである。


 


by yuyuu-yano | 2010-09-15 17:19 | JAZZ
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