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保守派の長老として不人気だったサン・サーンス

サン・サーンスはモーツアルトのような早熟の天才であり、その音楽は十分の革新的であったにも係わらず、ロマン主義を貫いたため印象派の音楽家から保守的と批判された。


特にドビッシーは、サン・サーンスの厳しい批判者であった。


その結果、サン・サーンスはロマン派であるフォーレやフランクよりも出来の悪い音楽家と評価されてしまった。


 


私も彼のヴァイオリン・ソナタを聴くまでは「動物の謝肉祭」を作曲した、冗談の好きな音楽家としか思っていなかった。


 


彼の最高傑作である交響曲第三番「オルガン付き」を聞いたのも最近であるが、聞いてみて魂消た。


 


特に以下の部分など、実に明晰なロマン主義である。


 



 


by yuyuu-yano | 2010-09-09 19:39 | サン・サーンス
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