「1995年合衆国破産 かくてドルは紙屑になる」という本があった。 当時の会社に意味も無く米国を嫌う老人がいて、「どうせ、米国は1995年に無くなるんだから・・・」と喜んでいた。 そして、その本を貸してくれたので、いまだに持っている。しかし、米国は破産しなかった。
その後、1999年7月に「空から恐怖の大王が落ちてくる」という「ノストラダムスの大予言」と言う本がブームとなった。この本は1999年8月には売れなくなった。
続いて2003年に日本が破産するという本も出たけど、
日本国はあと3年しか持たない。 アルゼンチンの次は日本だ。 しかし、いまだに国は持っている。
この頃は、こうした本がやたらと発行された。 著者も出版社も「本が売れてよかった」で終わりなんでしょうか。
こういう危機を煽る「破産本」は、何かの目的のために出版されている。 読んでみると、ある種の金融商品を勧めているのである。
あなたの国債は紙屑になる。 これを読んで国債を売った人がいるはずだ。
銀行預金は5.5%の利率。 これを読んでニュージーランド・ドルで預金を始めた人がいるはずだ。
そして、なぜか証券会社が豪州やニュージーランド債の商品を、この頃、勧めていた。
その誘いに乗り、国債を売ってニュージーランド債を購入した人は、今、後悔しているだろう。
確かに5%の利率が付いたかも知れないが、ニュージーランドルは、大幅に安くなり、日本円に戻せば、40%近く目減りしているはずである。
ニュージーランドは何の資源もないから、米ドルが上昇しても、ニュージーランドドルが上昇するのは、もっと後になるだろう。
破産本には罠が隠されている。
日本国を信じ、こつこつと郵便局の定期預金を続けた人の財産は守られている。
by yuyuu-yano
| 2009-02-27 21:32
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by 矢野友遊 カテゴリ
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