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007 スカイフォール 2012年





 


007 スカイフォール(原題:Skyfall)は、昨年の12月に公開された007シリーズの23作目。同シリーズの最新作である。


監督はサム・メンデス、ジェームズ・ボンド役は3度目となるダニエル・クレイグである。


「M」役は7度目となるジュディ・デンチであるが、この映画のラストで死亡しているので、今回が最期になる。


 


しかし、次回の007はどうなるんだろう?と思える程、この映画でのボンドには老いが迫っている。


ボンドはベテランのスパイであるが、この映画の最初のミッションで味方に誤射されて滝壺に落下し殉死ということに。


その後、職場に戻ると「もう一度、テストを受けないと007に戻れない」と言われる。


ところが体力テスト、射撃テスト、心理テスト・・・・全て不合格。


ベテラン社員が新卒と同じテストを受けると、絶対に受からず落第するのと同じ悲哀が・・・。


「スパイを諦めて事務職に就けば」と言われるが、Mはボンドを職権で現場に復帰させる。


これは非難されるがMは「国際的な諜報の世界は古い者が多く活躍しており、古い世界を知っているボンドが必要」とコメントしている。


 


その後、ホテルの部屋で白髪の混じったボンドの不精髭を、イブ・マネーペインが剃る場面があるが、いつもと違い、ここからSEXシーンに行かないのである。


爺さんの髭を剃る曾孫の雰囲気なんです。


 


そして、最期にボンドの生家であるスカイフォールでの戦闘。ボンドが死んだとのことで財産は武器を含めて売却済。古い猟銃とナイフとダイナマイトで戦闘するしかない。


 


この映画は多分に古いものに拘っている。


 


なお、映像の質はロジャー・ムーアがボンドをやっていた時代が嘘のように、格段に重厚で素晴らしい出来である。


 


by yuyuu-yano | 2013-07-15 15:56 | 007は殺しの番号
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