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彼らの市場は、我らの市場にあらず(再録)

金融経済の連中が、市場とかマーケットとかいうのは、彼らの賭場の話である。


彼らの「市場」は、実態経済の「市場」とは全く関係ない話なのである。


 


我ら実態経済の市場のお客様は消費者である。その背景には「暮らし」がある。


液晶テレビ、携帯電話、自動車、食料品、化粧品、衣料・・・すべてのニーズは生活から発生している。


 


しかし、金融経済の顧客は、機関投資家であったり、資源国のファンドであったり、資産家であったり、世界中の余った金の持ち主が対象である。


それは巨大なものであっても、経済の一部でしかない。


日本では金融・保険はGDPの7%しかないのである。


 


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金融経済は、以前は実態経済に奉仕するものであった。


銀行も、保険も重要な仕事である。


株式も「俺はあの会社を応援したいんだ」と買っていた時代は、何も問題が無かった。


 


しかし、今は完全に賭場になってしまった。


株が上がれば利益が出るのは、それで良い。


しかし、下がっても利益が出る信用取引が一般化したところで、完全に丁半博打となった。


先物も全く同じである。「売り」「買い」のどちらに賭けるかだけの話である。


現在、原油が大幅に下がっているが、「買い」の人は大損だが「売り」の人は大儲けである。このような博打市場は、我ら実態経済の市場ではない。


 





 


ところがマスコミは金融経済=経済、賭場=市場というような報道をする。金融経済が実態経済とリンクしていた時代は、とうの昔に過ぎたのだ。


金融経済の予想屋(昔、競艇場にも居ました)が実態経済の指標を運用するので、関係あるように誤解されるが、それはゲームのイベントに過ぎない。


 


彼らの市場の顧客は世界中の「余った金」であり、我らには縁が無い話である。賭場の札となる株式上場企業は全国260万社の中のたったの2000社でしかない。


 


かつて、リチャード・クーがテレビに出てきて「市場の声を聞け」と政府の大型景気対策の必要性を主張した。その市場は、株式市場であって、実態経済の市場では無い。


その時の財政出動で、現在の政府の「大借金」が造られた。


 


彼らの市場は、我らの市場ではない。


我らの市場は、我らの努力により活路を見出すしかないのである。


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このエントリー、動画を貼り付けていたのです。


ようやく反映されるようになったので再録します。


 


「 博打で明けた穴を、借金で返すとは、いつまでも素人臭いことやってちゃいけねえ」というとこを「博打で明けた穴を、政府の資本注入で返すとは、いつまでも素人臭いことやってちゃいけねえ」に変えて聞いて欲しいのです。


by yuyuu-yano | 2008-09-27 04:33
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