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「白い恋人」と会社へのお土産ニーズ

先週、北海道に出張した時は、どこにも「白い恋人」は置いてなかった。

昨日、会社に来客があり、お土産に「白い恋人」を置いていった。

こうした場合、総務の女性が箱を持って在席者の机をまわり、希望により配る。

写真は、私の席に置かれた「白い恋人」の個装である。

「白い恋人」と会社へのお土産ニーズ_b0302344_053312.jpg




(ありゃ、いかん。パソコンの汚れが目立つ・・・)。



「白い恋人」は、特に美味しい菓子ではないと思う。

家庭用に、これを購入する人もいるだろうが、私はその気はない。恋人にも・・・購入しない。



でも、会社への、ちょっとした「お土産」となると、実にツボにはまっているのである。

まず、箱が大き過ぎないこと・・・義理のお土産を、苦労して運びたくはない。軽くて、箱が小さくて、鞄に入ると、なお良い。



第二に、ひとつひとつが個別包装になっていること。

菓子が裸では、総務が配りにくい。

営業に出ていた人が、帰っても、個別包装であれば渡しやすい。清潔感もある。



第三に、味が万人向きなこと。

味に個性があると、不特定多数に分ける時に困る。

義理のお菓子は可もなく不可もない味であることが重要。それでいて、不味いのは困る。無難であることが重要。



第四に、何処のお土産か明確に分かること。

全国的に売ってないこと。「白い恋人」は、北海道でしか売ってない。

(大阪・梅田の「ありばい横丁」で売っているかは不明)



第五に。そんなに高くない菓子であること。

高いと義理菓子にならない。

「とらや」の羊羹は、お礼か、不始末のお詫びの品である。



以上のように、「白い恋人」は、会社への土産ニーズの本質を突いているのである。



「白い恋人」と会社へのお土産ニーズ_b0302344_053366.jpg




なお、袋の裏面には製造年月日と賞味期限の表示。

今回の発売再開で、個別包装一つ一つに明記する事を決めた。(従来は箱に明記)



昨日、土産にもらった菓子は、11月17日の製造で、来年3月15日が賞味期限となっている。

発売再開が11月22日であるから製造は5日前になる。

その頃から造り貯めておいて、一挙に市場に投入したのだろう。

法的には賞味期限のみ記せば良いのだが、製造年月日まで明記している。

「お土産なら、直ぐに持ってこんかい」と怒る人がいる会社には、届けにくくなったけど、さしたる問題ではないだろう。

by yuyuu-yano | 2007-11-28 09:05 | 食道楽
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