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気分はアルマ・タデマ

東京は、やたら暑い。

昼食を食べに街を歩けば日焼けする。

夏の「灼熱の午後」は決して嫌いではない。

こうした季節は、海も綺麗だろう。朝の散歩も最高だ。



・・・・・という訳で、今日は私が大好きな、

Sir Lawrence Alma-Tadema の絵を紹介する。



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サー・ローレンス・アルマ=タデマ(1836-1912)はオランダに生まれ、
後にイギリスに移住した画家。

以前、ラファエロ前派の絵を調べていて、偶然、見付けた画家である。

でも、ラファエロ前派とは、ちょっと違う気がする。

この画家は、新婚旅行で地中海を旅して、古代ローマ風の世界に魅せられ、明るく、写実的で、かつ官能的な絵を書くようになったという。

地中海的ナ世界が好きで、書いているだけのようだ。

建物、大理石、人々の服装、木々や花など、徹底的に写実的に描きながら、クールベのように暗くならない。

後世となり評価された天才画家ではなく、現世において画家として成功し、幸福な人生を送ったようである。



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by yuyuu-yano | 2007-08-23 01:42 | 絵画
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