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日本の市場

日本の市場を予想するのは、前日のニューヨークを見れば良い。

ニューヨーク市場は、日本の夜中に始まり、明け方、ひとまず閉まるので、早朝に確認しておけば、それで大体は予想できる。



これに為替の動向だ。

円が高くなれば、日本の市場は下がる。

円が安くなれが上がる。

ニューヨークで上がっていても、円高が進めば日本は下がる。

最近、特に為替の変動の影響が強くなった。



日本市場独自の動きは無い。

ニューヨーク市場をトレースするだけだ。

なぜなら、日本市場を動かしているのは米国のマネーだからである。

ニューヨーク、東京、ロンドンが世界の3大取引所と言っても、1位と2位では段違いで、ニューヨークは東京の3倍以上ある。

日本経済の状態も、日本企業の状態も関係ない。

日本の政治も実は関係ない。



最近の傾向は、ニューヨークで僅かに下がっただけても、日本では大いに下がることだ。

東京はニューヨークの拡声器である。

ところが、この拡大した声が、香港、シンガポールに伝播する頃には、パワーが失われる。声がやや小さくなるのだ。



この要因は、ニューヨークの夜間取引の影響だ。

夜間取引の結果がでると、東京は下げすぎじゃないの?

・・・ということで、戻るのである。

そして、欧州の市場が開く頃には落ち着いてくる。

こうして米国の市場が開くのである。



日本市場は派手に下がる市場であるが、

上がる時は不思議に控えめである。



ニューヨークが大きく上がっているのに、

日本はちょびっと。



これがアジアに伝播する頃は上げ幅が大きくなる。

この要因は、ニューヨークの夜間取引の影響だ。

夜間取引の結果がでると、東京は控えめじゃないの?

・・・ということで、急騰するのである。



なんで、こうなるのかと言えば、

ニューヨークの次に東京市場が開くからである。

地球の自転の方向を変えれば、東京は美味しい市場になるかもしれない。



毎日、地球を一周している米国のマネーは、世界中の余った金の集積である。

米国の余った金+アラブの余った金、中国・ロシア・欧州の余った金である。

これが地球の自転にあわせて、世界をぐるぐる回っているだけだ。

米ドルを下げているのも米国のマネー、

ユーロを上げているのも米国マネー、

日本の株価を下げているのも米国マネー

その実態は、米国のファンドに集まる、世界中の余った金である。

by yuyuu-yano | 2008-04-15 23:43
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