日本のエネルギーは何によって賄われているのか? 1960年は圧倒的に石炭であった。 ところが1970年には石油がトップに踊りでた。 石油は石炭より4倍効率が良く、さらに低価格であったので、一挙にトップとなったのである。 国内の炭鉱は閉鎖された。 しかし、石炭は世界各国にあるが石油は一部の国に偏在している。 石油は一部の勢力に独占されている。 そのため1973年には石油ショックが起きた。 「もう、十分普及したから値上げしよっと」と彼らが思えば、需要者は驚いてトイレットペーパーを買い占めた。 実に無力であった。 こうした中で原子力発電が立ち上がったのは1970年代の初期である。 石油が駄目なら石炭に戻せば良かったのだ。 でも、石油から原子力にシフトしたい人達がいた。 彼らは「CO2による地球温暖化」という詐欺を思いついた。原子力を推進するために、地球温暖化説に膨大な研究費が投入された。 原子力は石油以上に一部の者に独占されている。 さらに軍需産業と根が同じなので情報は機密である。 石油よりやっかいなのに、地球温暖化説で石炭復活の芽は摘まれた。 それでも、1980年代から石炭はわずかながら復活し、現状でも20%を超えている。 石油が44%、石炭が22%、天然ガスが16%、原子力が13%というのが2008年のデータである。 石炭は、原子力より比率が高いのである。
今後の方針は原子力を縮小し、石炭、天然ガス、メタンハイドレードに置き換えることである。 石油の埋蔵量が少なくなった・・・とかで原油が値上がりしているが、石炭に戻せば良い。 石炭の埋蔵量は、まだ150年以上はある。
地球温暖化が詐欺であったことを認め石炭に戻るべきである。
原子力をどうしても続けたいなら、原爆の研究をすることだ。 危険な原子力の平和利用:原発をやめて、 安全な原子力の軍事利用に転化すべきである。
なお、石炭を液化して使用する研究は第二次大戦中からあった。 ドイツ・日本とも石炭は自給できたが石油は自給できなかった。 ドイツはベルギウス法やフィッシャー・トロプシュ法によって液体燃料を合成し軍用燃料を自給することができた。 しかし、日本はドイツから技術は導入したものの良質のクロム鋼が手に入らなかった事などが原因で、南満州鉄道や朝鮮で一部プラントが動いたものの十分な合成石油を生産できなかった。
その結果、インドネシアからの燃料輸送タンカーが米軍の潜水艦によって撃沈されると航空母艦や戦闘機や戦車を動かす燃料にも窮するようになり戦争遂行能力を失った。
今の技術なら石炭の液体化も十分に可能ではないか。
by yuyuu-yano
| 2011-04-21 23:05
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by 矢野友遊 カテゴリ
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