人気ブログランキング | 話題のタグを見る

経団連の図

経団連の図_b0302344_1955935.jpg


 


sonoraoneさんのプログの


 


中国国内の今後の動静から目が放せない。


経団連の米倉さん、三周遅れのめくらが杖ついて居る様な状態では危ないですよ。


 


を読んで、この絵を思いだした。


 


 


http://sonoraone.iza.ne.jp/blog/entry/2120282/ 


  


ピーター・ブリューゲルの「盲人の寓話」という絵です。


盲人が盲人の肩に掴まり歩いていきます。


その前の盲人も、盲人の肩に掴まり歩いていきます。


その前の盲人も同様です。


 


良く見ると一番前で、盲人の群れを先導しているのも盲人です。


 


その前に、ひっくり返った盲人が寝ていますが、


先導者は、それが何か気付かないようです。


 


以前、実業界はこれほど愚かではありませんでした。


新聞、テレビ、評論家の話は信用しないで、自社の現場から上がってくる情報を重視しました。


現場の責任者に情報収集を義務付けており、


調査部はその生の情報を集め分析しておりました。


しかし、この調査関係の予算は1990年代以降の低成長期に削減されました。


本来、企業の情報局の役割を担う調査部は閑職となりました。


 


一方、現場に対しては、ミッションの(使命)達成が重視されました。自分が会社に約束したミッションが達成できれば、それでOKなのです。


そうなると誰もが最も容易な方法でミッションを達成するようになりました。


 


現場の生の情報は、内情がバレるので上司に伝えなくなりました。


一方で従業員の業務上の不正も増えました。


 


経営者は現場からの情報を求めなくなり、


講演会や研修会に出掛けて情報を取るようになりました。


その結果、新聞、テレビ、評論家の話に洗脳されて、判断を誤るようになりました。


 


特に中国のように基本的な統計データが信用できない国では、現場で得られた情報が重要なのですが、現場からの情報は殆ど考慮されませんでした。


 


現場では「本社は中国市場の実体が分かってない」


「説明に行かなきゃいかん」と話してましたがね。


 


やばいですよ。


by yuyuu-yano | 2011-01-22 14:23
<< ショパンのワルツ ホテル「パシフィック東京」閉館 >>