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「星が岡」の思い出

管直人と伸子夫人が11月に3回も食事をした「星が岡」


 


11/28中国料理店「星ケ岡」で福山副長官と食事。 


11/14東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。中国料理店「星ケ岡」で伸子夫人と食事。 


11/3東京・永田町のザ・キャピトルホテル東急。中国料理店「星ケ岡」で伸子夫人と食事。 


 


 


北大路魯山人が主宰する「星岡茶寮」があった場所ですね。


 


ここは、もともと日枝神社の境内に属した小高い丘で、


夜には星がよく見えたことから星ヶ岡と呼ばれていた。


 


明治時代に、ここに茶寮を開いて要人達の会合の場とすることになり、1884年に「星岡茶寮」が設立された。


当時を代表する茶人であった松田道貞をここに招聘して華族や政官財の要人に茶道を教授させ、あるいは茶会を開いたり、古式の食事を供するなど、上級階級の社交場としての体裁を整えた。


 


関東大震災後に当時美食家として知られていた北大路魯山人に貸し出され、1925年に彼が主宰する美食倶楽部の会員制料亭となったが、1945年の空襲によって焼失した。


更に戦後の混乱から北大路の手から離れた茶寮は転々とした後、東急グループの五島慶太の所有地となり、1956年に「星ヶ岡茶寮」を開業した。


後にこれを廃して1963年に新たにキャピトル東急ホテルをオープンさせた。


 


漫画「美味しんぼ」が、やたらと美食倶楽部や北大路魯山人を登場させるので、星岡もすっかり有名になってしまったが、昔はそれ程ではなかった。東急キャピトルホテルは古いホテルで、伝統は感じたが。


 


 


すでに20年前と思うが、ここで忘年会をやったことがある。


「旨い中華が食いたい」との、当時の会長の命で、探したのであるが、これを機会に「星岡茶寮」の流れを汲む店を利用してやれと思ったのも事実。


 


料理は予算内に収まった。


しかし、思わぬ伏兵があった。


 


紹興酒である。


 


ビールかワインでお願いします・・・と祈っていたのだが、紹興酒を飲みたいとの声が挙がる


紹興酒のリストが来る。


なぜか値段が書いていない。


そんな野暮は、魯山人が許さん。


 


会長に見せると「これにしよう」と指名。


 


飲むと旨い。


評判が良い。


旨い旨いと食事も進む。


幹事、良くやったと褒められる。


 


でも、会計時に幹事は蒼ざめる。


紹興酒はブランドにより値段は天国と地獄ほど異なる。


完全に足が出た。


 


それ以降、有名中華料理店で忘年会は企画しないことにした。


 


 さて、この東急キャピタルホテル、老朽化により2006年に閉鎖。その後の建設されたザ・キャピトルホテル東京が10月にオープンしたばかり。


 


そこで、管夫妻が入りびたりとなったのか。


 


http://www.capitolhoteltokyu.com/ja/index.html?cid=adws101010015#/restaurant/hoshigaoka/menu02/1176766679659/


 


 値段も高くなったようですな。


by yuyuu-yano | 2010-12-06 08:16 | 東京
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