埼玉県の熊谷市に仕事で行き、お土産に「五家宝」を戴いた。 実に嬉しい。 こういうものをお土産に選ぶ方の心意気も偲ばれる。
五家宝というのは、こういうお菓子である。
上から見ると、黄な粉を塗した棒状のものである。 手作りなので、大きさ、太さが異なる。 それが良い。
横から見ると黄粉が包んでいる種が見える。 もち米を一旦もちについてから薄くのばし、細かく砕いて煎り、あられ状にしたものを水飴で固めてある。
材料は、餅米、黄粉(大豆)、水飴(大麦)である。
味は純朴そのもの。 あまり甘くない。
チョコレートだのプリンだの苺のショートケーキだのが西洋の菓子が入って来る前の、日本の菓子である。
今の若い人達は、これを旨いと思わないと思う。
五家宝と似た様なものはインドネシア(バリ島)のマーケットでも見た。 東南アジアの稲作地帯では一般的な、伝統的な菓子かもしれない。
五家宝の由来に関する説明(熊谷市のホームページより)
その起源は諸説あります。 熊谷で“五嘉棒”の名で売り出されたのが文政年間(1818~29)でした。 中山道の宿場町として栄え、市も開かれていた熊谷では、五家宝の原料となる「石原米」と称する良質の米がとれ、田畔あぜではきなことなる大豆が豊富に作られており、水飴の原料となる大麦も多く収穫され、生産に適していたようです。 その後“五嘉宝”“五箇宝”の字があてられましたが、「五穀は家の宝である」という祈りを込めて現在の“五家宝”とつけられました。
by yuyuu-yano
| 2010-06-18 11:49
| 国内出張・忙中閑有
|
by 矢野友遊 カテゴリ
全体 ゴジラ 宇宙戦艦ヤマト 007は殺しの番号 ハリー・ポッター バットマン ヴィスコンティ マリリン・モンロー ヘップバーン タンゴ シャンソン ボサノバ JAZZ 絵画 クラシック音楽 サン・サーンス アメリカン・ポップス 露西亜音楽 日本の音楽 世界の音楽 ロック 泰西映画 日本映画 国内出張・忙中閑有 東京 少年時代 祖国 伝統・感謝・祈り 悠々な生活 食道楽 社長太平記 インドシナ 露西亜 yuyuu動画 ショパン 未分類 以前の記事
2015年 07月 2015年 03月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 more... 最新の記事
記事ランキング
フォロー中のブログ
外部リンク
ファン
最新のトラックバック
検索
ブログジャンル
ブログパーツ
メモ帳
その他のジャンル
|
ファン申請 |
||