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国会で大臣と記念写真  どこまで田中派と似た政権じゃ

本日はやや憂鬱である。


 


 


 「国会に行って大臣に直接、話ができた。大臣の分刻みのスケジュールを、我々のために、ほんの少しだが空けてもらった。


話を聞いて、資料を受け取ってくれた。時間は10分程度で大臣は退席したが、最後に写真を撮る時には帰って来て、一緒に写真に納まった。彼は、小沢さんの、覚えめでたい大臣なので、今後が楽しみである。」


 


・・・・てな話を聞いたからである。


 


小沢の選挙戦略は、まさに田中角栄と同じ。


田中派支配時代の自由民主党の、そのままである


 


民間の一部企業、一部業界団体の要望を聞く。


その代わり選挙への協力を依頼する。


選挙で勝利すれば、その要望の一部を実現する。


すでに、去年の衆院選挙の勝利から、選挙に協力した人達への恩賞は、様々な形で支払われている。


マスコミでは報道されていないが、実に細かな部分で法律が変わったり、措置が実行されている。


 


これらの恩恵を受けた人達は「参院選も宜しくね」と言われており「そんだば、新たな要望を出さねば」と要望書を持って、民主党にお願いに行く。


 


この、あまりにあからさまな利益誘導政治は批判され、田中角栄は失脚した。


その後の竹下派の時代は、まだ札束が乱れ飛んでいたが、ここ数年は利益誘導ではなく、原理原則を決めて利益を調整する時代に移行した。


 


・竹下


・宇野


・海部


・宮沢


・細川


・羽田


・村山


・橋本


・小渕


・森


・小泉


・安倍


・福田


・麻生


 


私の記憶では、政治を行う上での原理・原則について、真面目に考え始めたのは宮沢内閣の時代である。


この時代は、パパブッシュが来日して、晩餐会で倒れる等の事件もあるように、日本が世界の中で、どう行動すべきかを、改めて考え始めた時期である。


 


その後は細川内閣による政権交代や、村山内閣などもあるが、基本的には「日本はどこに向かうべきか」を考えた上で、利害を調整したのである。


 


「日本はどこに向かうべきか」は、それぞれの政権トップにより考え方が異なる。村山氏と小泉氏では、全くの逆である。


 


特に小泉内閣の構造改革では、拾い上げられた人達も居れば、切り捨てられた人も居る。切り捨てられた人達の不満はかなり大きくなっていた。


 


民主党は、この切り捨てられたと感じていた人達に、利益誘導を約束して「票」を買った。


ネットの世論がどうなろうと、民主党は組織票を抑えているので、未だに自信を持っている。


さらにマスコミを完全に掌握しているので、どのような政策面のミスも、恐怖の闇法案も、国民には報道されない。


 


自民党は、もはや組織票では勝てない。


マスコミも自民党の政策は報道しない。


 


民主党に勝つには今まで選挙に行かなかった一般の、あまり政治に興味の無い人達に、わかりやすい言葉で訴えるしかないのである。


 


今こそ、自民党は街角に出て、毎日、毎日、分かりやすい言葉で訴えるべきなのである


 


 


 


by yuyuu-yano | 2010-05-23 12:57
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