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人材の流動性 やる気と実力さえあれば

もう、かなり前からだろ思う。


おそらく2000年頃だと思うが・・・


日本企業の人材の流動性は、かなりの水準になっていると思う。


 


一部上場企業のオフィスの廊下でバッタリ合った男。


どこかで合ったことがある・・・と思ったら、


相手はニヤリと笑い「今、ここでお世話になっているのです」


以前は別の会社に在籍していた。それも、もっと小規模の会社であった。


名刺を交換すると、それなりの地位に付いている。


以前は課長であったはず。


 


・・・・この手の話が実に多くなった。


以前は、系列の中で、このような話は多少はあった。


しかし、今は全く関係ない。


やる気と実力さえあれば、大手企業に引き抜かれ、重要な仕事を任される。


そのような時代になって、すでに10年程度は経過していると思う。


 


終身雇用なるものが日本式経営と言われているが、


最初に入社した会社に、退職するまで在籍するのは、一部に僅かに存在する奇跡的に少ない例外になりつつある。


 


本日、事務所に来客があったが、この人物も、そのような例であった。


私が最初に名刺交換したのは、何かの講演会であった。


私はパネラーで舞台の上に座っていた。


パネルディスカッションはパネラーだけで話していては面白くない。


そこでフロアからも質問が飛ぶ。


彼は、フロアから、けっこう鋭い質問をしていた。


その後、名刺交換したが、中堅企業の販売企画課長であった。


その後、彼から、会社に問い合わせが入った。


その時は転籍し〇〇経済研究所なるものに所属していた。


そして、今年からは、かなり大手企業の部長に転籍である。


日本は、キャリアを積んで、新しい仕事、新しい分野にチャレンジする時代となった。


 


彼のように中小企業から大手に転進する者もいれば、


逆に大手企業の中枢から、地域市場の「現場」に転進する者も居る。それも、自分で選択して。


 


やる気のある者には、やりがいのある時代が到来しているのである。


by yuyuu-yano | 2010-03-23 21:52
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