人気ブログランキング | 話題のタグを見る

霊岸橋と蜜豆 本日の至福の時

地下鉄茅場町の駅を出て、永代通りを少し歩くと、


何の変哲もない普通の橋がある。


名前は「霊岸橋」である。


 


名前は普通とは言えない。


 


何か謂れがあるのか?


と調べると、このあたりは江戸時代の初期の頃は


葦の茂る浅瀬であったが、干拓して「霊岸島」となった。


本土から人口島に掛けられた橋が霊岸橋と言う。


 


霊岸の名前は、この島を開拓した和尚の名前で、


島の中には霊岸寺という寺があったと言う。


でも、振袖火事で焼け落ちてしまい、その後は深川に移転した。


 


それだけである。


 


江戸時代に永代橋が落ちた時、この島の岸に霊が集まったのか?と思ったのだが、そうではなかった。


 


 


永代と かけたる橋は 落ちにけり


きょうは祭礼 あすは葬礼


 


祭礼で、多くの人が殺到したので、永代橋が落ちた。


1500人の死者を出す、大災害であった。


 


そんなことを思いながら、今日も、茅場町から永代橋まで歩く。


しみじみと暑い。


霊岸橋を渡ったら、ベローチェの新川店に「蜜豆」があった。


ホット珈琲と蜜豆で一服。


夏の午後、至福の時である。


 


 


霊岸橋と蜜豆  本日の至福の時_b0302344_137365.jpg


 


 


昨日の至福の時は、プールの水の冷たさ、


今日は蜜豆。


 


これも日本の夏の賜物である。


by yuyuu-yano | 2009-07-16 22:14 | 食道楽
<< The Carnival of... スポーツ倶楽部及び「にわかに多忙」 >>