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床屋談義

昨日、床屋にいく。

床屋は長く同じ店と決めている。



映画「アンダルシアの犬」ではないが、

剃刀を肌に当てるのだから、相手を信頼できなければ、とても任せられない。



しかし、床屋のビジネスは安泰ではない。

特に東京23区内は昔ながらの床屋は減少している。

20年前に通っていた店は、店舗を飲食店に売却して廃業した。ここの親父は、夜は居酒屋に出没するので、良く一緒に飲んだ。



その後に見付けた店は、主人の腕が良く気に入っていたが従業員が辞めてしまい、しばらくは完全予約制で頑張ったが、店主が疲れ果てて廃業した。



そして、現在の店は、周囲の廃業した店の顧客が流れて、それなりに繁盛している。



従来型の床屋の軒数は減少しているが、駅には10分1000円均一の店は増えている。



しかし、この1000円均一の店は、従来の床屋のライバルではない。

これが登場したので、1500円とか2000円などの中途半端な安売り店は影響を受けた。

従来型の床屋とは、コンセプトが違い過ぎて、全く影響が無いようだ。



なお、東京都理容生活衛生協同組合は、

床屋、散髪屋に変わる理容室のネーミングを募集中である。



床屋の言われは様々あって良くわからない。

江戸時代の滑稽本・式亭三馬の浮世床は、床屋を舞台にしているので、かなり伝統ある名称ではあるが・・・。

by yuyuu-yano | 2007-06-30 13:05
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