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原油先物市場の規模<エネルギー問題のお勉強⑥>

世界の金融市場は巨大な株式市場(4500兆円)と債権市場(5800兆円)があり、これに比較すると原油先物市場は約15兆円と小さい。


このため、この市場に比較的大きな資金が流入すれば、相場を動かすことが可能と思われる。

 しかし、先物市場の情報公開は遅れており、CFTC(米商品先物取引委員会)の報告主でも当事者(プロ)、非当事者(客人)等の区分が記されているだけで、投機資金・投資資金がどの程度流入しているかは不明ある。



 商品先物市場は、商品市場を安定させるための仕組みで、投機の対象ではなかった。

 このため日本でも経済産業省の管轄で、金融省ではない。

 「将来の買う権利」を購入した事業者(プロ)は、その商品を購入することが目的であり、上がり過ぎて買えない場合は放棄することもあるが、基本的には購入が前提である。

 このプロに混じって、時々、素人衆が客人として売買することはあるが、これは主目的ではないのである。



 しかし、03年以降、原油先物市場の建玉は急拡大している。多くの資金がこの市場に流入していることがわかえる。





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by yuyuu-yano | 2008-07-14 07:43
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